この記事では墓じまいをしないとどうなるのか?リスクと解決方法についてまとめました。
- お墓の維持費が負担
- お墓参りに行けなくなってきて
- お墓の後継者がいない
このような理由でお墓を終う「墓じまい」をする人は年々増えています。
お墓への考え方も変わってきて供養の仕方も多様になってきています。
しかし元々あったお墓をしまうことを考えると「面倒」「できればそのままにしてしまいたい」と考えてしまうこともありますよね。
この記事では、お墓を放置することで起こるリスクや墓じまいの手順について解説しているので、墓じまいするかの参考になると嬉しいです。
墓じまいしないとどうなる?
墓じまいをせずに放置していると、無縁墓になってしまう可能性があります。
無縁墓とは、長期間放置され、管理者や檀家との連絡が取れなくなったお墓のことです。
無縁墓になると、以下のような事態が起こります。
- 墓地管理者によって撤去される
- 撤去費用が高額になる
- 遺骨が合祀される
無縁墓は、寺院や霊園の貴重なスペースを占有してしまうため、撤去される可能性が高いです。
また、撤去費用は数万円から数十万円と高額になることも珍しくありません。
撤去する前にはお墓の前に連絡していただきたい旨の看板が立てられたりして連絡を待ってくれますが、それでも一定の期間、連絡が取れない場合は強制撤去となります。
撤去する際にかかる費用などは、墓地の名義人や相続人に請求されることがあります。
さらに、撤去された遺骨は、合祀供養されることになります。
ではこのような無縁墓にしてしまう前にできるのが「墓じまい」ということです。
墓じまいをした方がいいケース
どのような状況なら墓じまいをしたほうがいいのか?についてまとめました。
- 経済的な負担を感じる
- お墓の継承者がいない
- お墓参りに行くのが大変
- 子どもに負担をかけなくない
このような状況の場合は墓じまいを考えた方がよいでしょう。
1. 経済的に負担を感じるようになってきたケース
墓じまいをしなければ、毎年数千円~数万円の管理費を支払う必要があります。
これは、墓地の管理や清掃、石材のメンテナンスなどに充てられます。
近年では、少子高齢化の影響で、寺院や霊園の経営悪化が問題となっています。
そのため、管理費が値上げされる可能性も高くなっています。
また、お墓参りに行くための交通費や宿泊費も負担になります。
特に、遠方に住んでいる場合や、高齢で外出が困難な場合は、費用がかさむ可能性があります。
2. お墓の継承者がいないケース
後継者がいない場合、将来的にお墓を誰が管理するのか問題になります。
- 親族に負担をかける
- 無縁墓になってしまう
継承者がいない場合は、親族に墓守を頼むことになります。
しかし、親族にとっても負担となるため、快く引き受けてくれるとは限りません。
3. お墓参りに行くのが大変になるケース
年齢とともに、遠方にあるお墓参りに行くのが難しくなる場合があります。
- 交通費や宿泊費の負担が大きくなる
- 体力的につらくなる
お墓参りが負担になると、供養の頻度が減ってしまう可能性があります。
4. 子どもに負担をかけたくないケース
近年では、従来の墓地埋葬以外にも、様々な供養方法が選択肢として挙げられています。
必ずしも個人のお墓がなくてもいいという供養の仕方が広まってきて、これだと子どもへ負担をかけることもありません。
- 永代供養
- 樹木葬
- 海洋散骨
これらの供養方法は、従来の墓に比べて、場所や費用の制約が少なく、より自由度の高い供養が可能です。
墓じまいの主な流れは?
ここからは墓じまいの主な手順は以下の通りです。
- 親戚間の同意を得る
- 自治体のホームページで必要書類を確認する
- 墓地管理者へ墓じまいの意向を伝える
- 遺骨の納骨先を決める
- 改葬許可証を取得する
- 閉眼供養をして遺骨を取り出す
- 墓石の撤去と新しい受け入れ先に納骨する
墓じまいの詳しい流れは他の記事にまとめてありますので、詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね。
>>墓じまいとは?どんな手順で進めていけばいいのかを7ステップで簡単解説
このように墓じまいには面倒な手続きが多いのも事実です。
しかも墓石の撤去や遺骨の取出しや開眼供養など個人で手配するのはとても大変、というか無理なのでは?と思ってしまいますよね。
そんな時は墓じまいのプロにまるっとお任せするのがおすすめ。
必要書類の代行や離檀の話し合いから新しい納骨先の紹介まで請け負ってくれる専門業者さんもいますのでぜひ相談だけでもしてみてくださいね。
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墓じまいしないとどうなる?リスクと解決策のまとめ
墓じまいは、決してネガティブな選択ではありません。
むしろ、新しい家族のあり方と供養のあり方を見直す機会と捉えることもできます。
もし、墓じまいを検討している場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
専門家は、個々の状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。
墓じまいは、ご自身やご家族にとって、最善の供養方法を選択することが大切です。
今回ご紹介した内容を参考に、後悔のない選択をしてください。
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